ホテル・旅行業界の業界用語とそれぞれの特徴

ホテル・旅行業界での業界用語として、宿泊施設の用語とそれぞれの特徴にフォーカスをあてて紹介します。宿泊施設には、さまざまな形態があります。ビジネスでの滞在や家族との旅行、リゾート地でのリフレッシュのための滞在など、宿泊の目的には色々とあります。今回は、ホテル・旅行業界の業界用語の中かから、旅行スタイルと宿泊施設に関係するものを紹介します。

マイクロツーリズムはホテル・旅行業界での旅行スタイルを指す業界用語

自宅より約1時間の移動時間で行かれる場所に旅行することを言います。例えば、東京都内にお住まいの方が、奥多摩の方へ旅行することや大阪にお住まいの方が京都に宿泊を絡めた旅行をするといったものです。同一県内や近隣の都道府県などへ旅行することをマイクロツーリズムと呼んでいます。かつてはマイクロツーリズムのような近場の旅行では、あまりメジャーな旅行スタイルではありませんでしたが、コロナ禍になり、海外旅行や航空機を利用するような遠距離となる国内旅行新しい旅のスタイルとして、近距離での旅行に注目が集まっています。これにより、地元を旅行する方が増えて、新たな魅力を感じる良い機会であるとマイクロツーリズムは歓迎されています。

さまざまな宿泊施設にもホテル・旅行業界の業界用語あり

日本ならではの宿泊施設です。旅館は、日本の良き文化が詰まった宿泊施設であり、温泉と絡めた温泉旅館として運営することが以前よりの主流となっています。旅館とは、旅館業法で主に和室が5室以上あり、一部屋の広さが7㎡とされています。一方ホテルは、洋室が10室以上あり、一部屋の広さが9㎡となっています。一般的なイメージとしては、和風の建築がされていて、畳敷きの部屋があるものを旅館、洋風建築でベッドのある洋室あればホテルというイメージもあります。都心などの都会にある宿泊施設にはホテルが多く、地方の温泉地にある宿泊施設だと旅館だというようなイメージもあります。日常の環境とは異なる雰囲気の中で、リフレッシュができる働きを持つものが、旅館でありホテルなのでしょう。このような効果を転地効果と呼び、人々が旅行に行きたい気持ちになる要因だと言われています。ホテルの中には、シティホテルやリゾートホテルと区分もあります。リゾートホテルは、山あいに佇むホテルやビーチの近くに建つホテルなどがあり、癒しを求める旅行者でにぎわっています。

料理にこだわったオーベルジュ

さらに最近では、オーベルジュという宿泊施設にも人気があります。
地方や郊外にあるこだわりの食材や料理を提供するレストランを備えた宿泊施設の事を指します。地域で栽培された野菜や地域ブランドとなっているような肉や魚介類など。食材にもこだわりを持っているオーベルジュが多いです。レストランに重点を置いて、営業しているのも特徴で、地域の食材に興味のある方や美味しいものを食べるのが好きな方などに好評の宿泊施設です。このように、宿泊施設には、色々な種類のものがあります。滞在の目的に合わせて、宿泊施設を選んで心地よい滞在をしたいものですね。